ニュース:どうなる中国人のインバウンド 春節まであとわずか
2022年も残すところあと僅か、年内にインバウンド旅行の再開をすることが出来た日本のお隣中国では現在も海外旅行規制が行われている。
1週間ほど前には一部地域ではデモなどが起こり、騒然としていたが、現在では厳しいロックダウンが解除され、PCRの陰性証明の提出をはじめ、一部の行動規制などが解除される。
国内移動については、今まで省をまたぐ移動についても陰性証明の提出を求めていたが、不要となる。
国外移動については、中国への入国においては、48時間以内のPCR検査においての陰性証明の提出と8日間のホテル隔離が継続され出入国制限がされている。
年末に向け人の移動も多くなる時期だが、ゼロコロナ政策を掲げ進めている中国の次なる大型旅行の動きとしては春節がある、2023年の春節は22日だが大型連休としては1月21日から27日の8日間。
緩和がどこまでされ中国の海外旅行が再開されるのかはまだ見えぬ状況だが、短期間での緩和措置がされたことで今後の更なる緩和も考えられる。
中国内の経済回復及び、中国人の訪日旅行に期待しつつ、受入の準備を進めることも必要なのではないだろうか。
出典:インバウンドONE
https://www.jointone.biz/archives0120221209/
コラム
中国の急速なコロナ規制緩和の流れで一気に国内の流動が高まる可能性があります。それにはゼロコロナを掲げて居る中国としてはリスクも考えられますが、国民からの声や経済のバランスをとりつつ海外旅行も含め緩和の流れになっていくのではないでしょうか?現状としては、まだ海外旅行規制緩和の目途が無い状況ですが、中国国内の緩和がされた今、国民の海外旅行への願望や期待に対して、日本はプロモーションの動きを加速する時期だと考えます。
プロモーションの際に特に注力したいのは、「電子化」です。厳しいコロナ規制の中で電子化がさらに加速した中国では、日本のそれとは比べ物にならないほど前進しています。そのため今後、訪日した際に現金よりも電子マネーの利用が更に高まる可能性が予想されます。実際には中国だけではなく、世界でも電子決済や電子クーポンなどの「電子化」は進んでいますが、日本のIT進歩(特に旅行業や観光業)は世界に後れをとっており経済成長に対しても妨げとなっている部分も・・・? この機会をチャンスに変えるべく、「電子化」などに取り組みつつ自社サービスをアピールしてみてはいかがでしょうか。
