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バケットリストに日本を!

世界中の誰かのバケットリストに日本をイチオシ!

【バケットリスト】はご存じでしょうか?

バケットリストとは“死ぬまでにしたおきたことリスト”のことです。

皆さんは、バケットリストを作成したことはありますか?

“一度の人生、悔いのない生き方をしたい”

アメリカの映画、『最高の人生の見つけ方』でこの言葉は日本国内でも耳にするようになったのではないでしょうか?

その映画の中で、“死ぬまでにしたい100のこと”を軸にストーリーは進んでいくのですが、“死ぬまでにしたいことリスト”には大多数で「〇〇に行ってみたい」という外国への旅へのあこがれがあったりするようです。

あまりストーリーに触れるとネタバレになってしまうので映画の話はこれくらいにしますが・・・。

 

なぜ今バケットリスト再燃!?

長かったコロナ禍で失ったものや、得たもの、多くを考えさせられた現実を経験したことによって、多くの人が自身の生き方に変化が表れたようです。

そんな中、冒頭にある“一度の人生、悔いのない生き方をしたい”という想いのもと自身の人生についてより考え行動する方が増えたと言えるでしょう。

だからこそ、群集心理にながされる生き方ではなく、自分が何をしたいのか・自分の生存意義は何なのかを自分に問い、それをリスト化していくと自然とバケットリストが出来上がっているという状況にあるようです。

わざわざリスト化していなくても頭の中でできている場合も多いです。

最近ではスマホのメモにリストがある方も・・。

 

日本でしたいことリスト(仮)

世界の誰かのバケットリストの中に、例えば「日本に行ってみたい」という願いがあったとしたら?

旅行者の年齢や嗜好などによって要望は変わるかもしれませんが、観光・旅行業界にいるあなたなら何を提案しますか?

日本には豊かな観光資源があり、多くの体験も各地で提供しているかと思います。

多くの情報がインターネットで行き交う時代に伝わり切れていない情報なんて無いなんて思ったり感じたりもするかもしれません。けれども、バケットリストの「日本に行ってみたい」は通常の観光旅行ではなく、もっともっと特別なものであるはずだから、もっともっと違った角度から提案していく必要があるのです。

例えば、日本の観光といえば・・これっ!というスタンダードなものではなく、もっと個人的で深い体験を希望していた場合、提供はどうでしょう?

日本でしかできない体験でありながら、見たことも聞いたことも無い、そしてその人だけのためのその人にしか体験できない何か。そんなことが日本でできるのか?!といった思いもつかない、予想以上・理想以上の体験を提供できるとしたら?

個人の特別な一生ものの体験になることで、世界の誰かのバケットリストに入るかもしれません。

 

まとめ

『メメントモリ』(memento mori) 死を想え。 いつか自身が死ぬことを忘れるなという古くから芸術シーンで伝わるラテン語の言葉だとか。 日本語では『生き身は死に身(いきみはしにみ)』が近いように思います。

さて、このメメントモリの精神で生きていく事は、自分を見失うほど時間に追われる日々を生きる現代において、とても重要なことだと考えます。

だからこそ、バケットリストを作成し実行し、都度達成感と感動そしてその先にある自身だからこそ得られる“何か”を感じ、人生の豊かさに感謝して前向きに生きられるといったことが実現されるのではないでしょうか?

コロナ明けで観光業はリソース不足が続く中、『一人一人に向き合っている余裕は無い』と心の中で思っている事業者も実は多いかと思います。しかし、本来ならばその事業を創める際に、『一人一人に向き合って素敵な時間を提供したい』という想いがあったのではないでしょうか?そしてそれ自体がその想いを持つ方のバケットリストの1つだったかもしれません。人によって体験したいことは変わってくると思いますが、その憧れや夢を叶えるお手伝いができるのが、ここ“日本”だとしたらとてもうれしいことだと思いませんか?

“誰かの願いが叶うと同時に自身の願いも叶う”素敵なこの業界を日本でもっと盛り上げていきましょう。

 

ABOUT ME
カイトマウリ
航空会社勤務の後旅行会社などを経て現在のJOINT ONEにてライターを行う傍ら、インバウンド(訪日外国人旅行)に関わる広告代理業務及びFAMツアー時のアテンダー、旅程管理、コーディネーター、一般インバウンドツアーガイドを兼務。 また、インバウンドONE(jointone.biz)のFacebookページ(https://www.facebook.com/jointone.net)では、毎週選りすぐりのインバウンド観光関連ニュースやその他、関連ニュースなどにFACEBOOK限定で独自の一言コラムを執筆。